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Ghost Hunt恶灵系列1-2中文+1-10日文第 30 章

小野不由美 / 著
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リンさんはあたしをひどく冷たい眼で見た。

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「なぜですか?」

「なぜってそんない意味があって言ったわけでは」

ないのよ。ちょっと言ってみただけで。

ホントに無愛想《ぶあいそ》なんだからなぁ

「私はは嫌《きら》いです」

いきなりキッパリ言われて、あたしはビックリしてしまった。キョトンとリンさんを見てしまう。

なんで?」

どーしてそんな、ひとくくりに嫌いなんて言ってしまうわけ?

が昔、中国で何をしたか知らないのですか?」

うう。そりゃ、昔、はいろいろとひどいことをしたんだけどさ。でもって《おとな》はいまだにあやまりもせず、そらっとぼけようとしてるけどさ。

リンさんは無表のまま。

「私はが嫌いだし、に囲まれて生活するのも《ふゆかい》です」

そこまで言う?

「リンさんの言い分はわかるし、もっともだと思うけど、でも、昔のことでしょ?」

「そういう言われ方はいっそうですね」

ううう。確かに本が悪いのよ。いわば、勝手にの家に入りこんで、住んでるに無なことをしたんだから。たとえるなら、居直り強盗みたいなもんで。――それでも。

「でも、中国だって元寇《げんこう》とかやったでしょ?ヨーロッパだって、侵略したとかされたとか、そんな歴史ばっかなわけだし」

「だから本のしたことが許されるんですか?」

「そんなこと言ってないっ!悪いことは悪いのよっ。本が中国に侵略したのはいけないことなのっ。でも、そうやって昔の恨《うら》みを覚えてるなら、本にだって恨む権利はあるし、世界じゅう恨みだらけで、全部の国が永遠に憎《にく》みっていかなきゃならないでしょ?」

リンさんは無言だ。

「そういうのって、毛だと思うわけ。事実は事実でいいの。本は悪いことをした、って事実があって、それを覚えているのは必なことだと思うよ。でも、だから嫌いだとか恨むとか、そういうふうに言ってたら永遠に仲よくなれないでしょ?ずっと憎みっていかないといけないじゃない」

ああっ、ちっともうまく言えない。

「リンさんがあたしを嫌いで、だから嫌いって言うのは仕方ないよ。でも、だから嫌いって言い方は納得《なっとく》できない。リンさんのおさんかおさんが殺されたの?そうじゃないでしょ?そのくらい昔のことだと思うの。そんな昔のことにこだわって、たくさんの間をひとくくりに嫌いなんて言うのは、馬鹿馬鹿《ばかばか》しいことだよ。のあたしがこういうこと言うの、すごくはきちがえてるってわかってる。それでも、あたしとリンさんの個同士の問題として、あたしを嫌うなら、あたし自の問題で嫌ってほしいよ。だとか、女だとか、孤児だとか、そういう、あたしにもどうしようもなかったことで嫌ってほしくないのっ」

うう、こういうのって悲しいよぉ。でもあたしには、どーして戦争なんかしたんだ、ご先祖さんの馬鹿ーっ、としか言いようがないんだもん。

突然、リンさんが声をあげて笑った。

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